僕が大切にしている授業での「3つの気」

私たちが、授業で大切にしている3つの気について記述しています。今回は、授業の中でも、「講義型・集団型」の授業についてです。

授業の構成

塾生たちや受講者が、3つの気になれる時間を必ず入れています。それは、「やる気」「本気」「のんき」の時間です。

やる気の時間

講義を聴いているひとたちが、「やってみよう」「実践してみよう」など前向きになれるような話を必ず取り入れています。しかしながら、その話を聞いて、そこにいる全員がそうなるということを、前提としてはいません。1人でも、2人でも、「少なくとも今日は、この子」「明日はあの子」に響けばいいなあという感じで話します。

10回授業をすれば、10人の子が、行動が変わっていく。その変わったその子を見て、また変わっていく人も出てくるとそう思っています。新年度がスタートして、半年もすれば、入塾当初からすると随分変わっています。そのクラスの「集団力(環境の雰囲気)」が、やる気そのものを必要としなくなります。歯磨きするのに、いちいちやる気が必要でないように勉強ができていきます。

そうなっても、やる気の時間は、毎回設けています。これを私たちは、「心のお風呂の時間」と言っています。毎日、お風呂で入ってカラダを洗うように、心を洗うって感じですね。感動する映画や本を読んだあとの心が洗われるような時間を用意しています。

本気の時間

問題やワークショップをする時間ですね。一味違うのは、「本気」でしてもらうということです。ある条件下のもとで、演習をするということでしょうか。答えがない問題だったり、連帯責任制(協働)にしたり、ある仕掛けを用意しておいたり。本気でやるから、楽しめる瞬間を演出します。

のん気の時間

のん気の時間とは、「笑い」のある瞬間ですね。3つの笑いを必ずとるようにしています。

  • 「予定調和の笑い」
  • 「知的好奇心の笑い」
  • 「お笑い」

です。

予定調和の笑い

予定調和の笑いは、授業の最初に入れます。初めて、私たちの授業を受ける人もいるときもあるわけで、大事です。この笑いは、経験則による笑いです。毎年、笑いをとってきたネタをいれるということです。つまり、「みんなが安心して笑えるネタ」であり、この笑いの時間を入れることで、その場の雰囲気は和らぎます。今日も、楽しそうだなということになります。

笑いの性質には、2つあって、

  • 人は、おもしろいから笑う
  • 人は、笑っていい場所だとわかりやすいところで笑う

と言われています。

予定調和での笑いは、後者であって、「笑っていい場所だとわかりやすいところで笑う」みんなの笑顔が好きです。

知的好奇心の笑い

授業のネタの深さで笑いをとるということです。ゲラゲラ笑うというより、凄すぎて、思わず口元が緩むということでしょうか。教科を超えた時も、子どもたちは、知的好奇心による笑いが起こるときも多いのが特徴ですね。数学をやっているのに、古典、歴史や美術(芸術・デザイン)、哲学の話に結び付けたりですね。

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