大濠・西南・筑女の高校入試数学出題傾向と対策

今回は、福岡地区の私立御三家と言われる大濠、西南、筑女の入試対策<数学編>について記述しています。難関私立といわれる大濠・西南・筑女ですが、全国の難関私立高校の問題と比べると、極めてオーソドックスであり、高得点がとれる問題の構成となっています。その教科が得意であれば、満点も可能になっています。ここでいうオーソドックスというのは、ある意味、パターン、組み合わせで正答が導けてしまうということです。

大濠・西南・筑女入試傾向<数学編>

それでも、福岡地区の他の私立高校と比べると、問題の難易度は上がります。それは、1つの問題を解く上で、いくつかの分野や単元が組み合わせた出題が多いからです。いくつか例示します。

関数分野

- 大濠・西南・筑女 -

  • 関数と相似(線分比と使う)
  • 関数と三平方(2点間の距離=通称、斜めの線分)
  • 関数と回転体(2点間を求めさせたうえで、体積を求めさせる)
  • 関数と等積変形
  • 関数と最短距離(対称な点をとり、2点間の距離)
  • 関数と2方面シリーズ
    なども出題され、関数と他の単元の組み合わせ。
  • - 一般的な私立高校 -

    • 座標を求める
    • 直線の式を求める
    • 面積を求める
    • 2等分線を求める
      関数だけの単元で関数が完結する。もちろん、大濠・西南・筑女でも、基本問題として出題されます。

    図形分野

    - 大濠・西南・筑女 -

    • 角の二等分線
    • 比合わせ
    • 展開図からの最短距離
    • 相似の3連チャン(折り返し図形や円の中の相似)
    • 2方面シリーズ
    • チェバ・メネラウスの定理
    • 面積比
    • 正多角形の性質
      などいくつかの解法の組み合わせで解かせる。

    - 一般的な私立高校 -

    • 相似やその他の図形の解法、公式
      ※三平方の定理については、出題されない学校が多い。出題されても、受験生にとっては、それについても知らなくても、定義づけやあらかじめ線分(長さ)がわかっている場合がほとんど。しかしながら、三平方の定理を知っていると解きやすくなるのは間違いないです。

    大濠・西南・筑女の数学まとめ

    大濠・西南・筑女の数学は、組み合わせであるということ。これは、計算問題や一行問題についても言えます。計算問題も、1問の中に、たとえば、指数計算、平方根、計算の工夫が必要だったり、2つ以上の公式が必要だったりということです。

    対策としては、このいずれかの高校を受験する人は、いずれの過去問を5年分ずつぐらいするといいでしょう。すると、何か気づくはずです。組み合わせのパターンに気づくはずです。肌感覚でなく、書き出してみるといいでしょう。見える化することで、安心感に包まれると思います。案外いける!って。

    もっとも大事なのは、『×問題のやり直しと類題を解く!』ことがセットです。過去問を解く最大の目的は、テストになれることでも、傾向を知ることでも、時間配分をつかむことでもありません。それは、『×⇒わかる⇒できる』を増やしていくことです。解説を読んで、解説をしてもらって、わかったではいけません。自分でできる!ところまでやって、それを勉強と言います。あくまで、問題を解く行為は、勉強でなく作業です。できる!を増やすことを心がけましょう。

    また、私立対策を十分することで、公立高校の入試への対策にもつながるので、安心して、私立対策に臨んでほしいと思います。個別指導の場合、指導できるまでの力量のある講師がいないで、十分に、大濠・西南・筑女対策を行ってくれる塾が少なくないというのがこれまでの経験値です。第一志望が、公立高校なのだから…。と理由が大半を占めますが、私立対策をすることで、公立対策に入った時、随分、公立の入試問題が簡単であるという実感が湧きます。実際に、点数がとれるようになっていて自信になり、その後、公立入試までの1か月のさらなる勢いになっていくと思います。

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