「今を生きる学生たちへ」人生を切り開くための3つのアドバイス

以前、本を出版したことをきっかけに、大学生たちの運営するメディアから受けたときのインタビューです。

塾長インタビュー

塾長インタビュー

【1】教育業界で起業しようと思ったきっかけは?
学生時代、塾でアルバイトをしていた際に教育のやりがいと可能性を感じました。しかし、新卒での就職先の専門商社(アパレル商社)で社会のグレーな側面を目の当たりにし、こうした課題は教育の在り方に起因する部分があるのではないかと考えるようになりました。これらの経験を通じ、日本においてより誠実で実効性のある教育(実学)が求められていると実感し、その必要性を社会に提供したいという思いで起業を志しました。

【2】今の大学生に対してどのようなイメージを持っていますか?
今の大学生は、自己アピールが得意とは言えないかもしれませんが、根はとても真面目で、表に出ない部分で地道に努力を重ねている方が多いと感じます。また、多様な挑戦に積極的に取り組み、自分の可能性を広げようとしている姿も印象的です。社会や自分の将来に対して真剣に向き合いながら、自分なりの道を切り開こうとしている若者たちというイメージを持っています。

【3】本を執筆したきっかけは?
自分がこの世を去ったとき、何を後世に残せるだろうかと考えた際に、形のあるものよりも「思想や哲学、自分の考え方」が長く人々に影響を与えられるのではないかと思いました。私は教育に関わる者として、「勉強は自分の人生を切り開くための大切なツールである」という思いを、未来へつなげたいと感じたのです。自分の経験や学びを言葉にし、次の世代が自分の人生を切り拓くための一助となるような書籍を残したいと考え、執筆を決意しました。

【4】「本」にはどんな魅力がありますか?
本には、自分の価値観を広げ、未知の世界へと導いてくれる大きな魅力があります。自分では経験し得ない出来事や視点に触れることで、まるで他者の人生を追体験するような感覚を味わえるのです。その読書体験が、自分の思考や感受性を豊かにし、成長の糧となると感じています。本は時空を超えて学びや気づきを与えてくれる、かけがえのない存在だと思います。

【5】執筆された本「勉強が好きになる100のヒント」の内容の簡単な説明をお願いします!
本書「勉強が好きになる100のヒント」では、勉強に対する考え方を新たにしてもらいたいと願っています。スポーツや趣味と同様に、勉強も辛さや苦労だけではなく、喜びや感動にあふれた面があるのです。多くの人が抱く「勉強は苦しいもの」という先入観を変え、勉強を通して成長や発見を楽しめるようになるためのヒントを100個紹介しています。

そのことを出来る限り多くの人に知ってもらいたくて、この本を書きました。この本には勉強を好きになるヒントが100個あります!まあ私がおすすめするのは50個目だったり100個目だったりするわけですけれども(笑)、皆さんが読んでみればきっとそれぞれ自分に引っかかるヒントが2,3個はあると思います!ぜひ自分に合うヒントを見つけてみてください!!この本が、勉強をよりポジティブに捉え直すきっかけとなれば幸いです。

【6】自分の人生で大切にしていることって何ですか?
私が人生で一番大切にしているのは「納得感」です。どんな結果が待っていようと、その結果に納得できるだけの努力や準備を重ねていくことが大切だと考えています。人は結果を見て後悔するとき、納得できるほどの力を尽くしていなかったことに気づいてしまうからこそ悲しむのだと思います。だからこそ、日々の一つひとつの行動に納得感を持てるよう、自分が納得できる過程を大事にしています。

【7】目指している塾の理想像は?
私が目指している塾の理想像は、塾生同士が互いの目標や夢を尊重し合い、心から応援し合える「学びのコミュニティ」です。一人ひとりが持つ異なる目標や進む道を理解し合い、それぞれのペースや個性を大切にしながら共に成長できる場所にしたいと考えています。たとえば、ある塾生が難しい課題に取り組んでいるときには他の塾生が声をかけ励ましたり、互いにアドバイスを交換したりしながら、それぞれの挑戦を温かく見守れる空間です。

また、勉強の成績だけでなく、人間的な成長も共に支え合えるような関係を築き、塾生たちが「ここに来てよかった」と思える場を作りたいです。学び合い、支え合う中で生まれる絆や経験が、彼らの未来に自信や勇気をもたらす――そんな塾を目指しています。

【8】最後に大学生へのメッセージをお願いします!!
①あらゆることを再定義してみてほしい!
今はまさに「再定義」の時代です。就職観、人生観、恋愛観など、時代の流れとともに価値観も多様に変化しています。だからこそ、一度自分の考えをリセットし、もう一度新しい視点で見つめ直してほしいのです。これからの学生時代には、多くの時間があり、さまざまなことを吸収できるはずです。多様な経験を通じて、自分なりの哲学や価値観を築き上げ、自分だけの視点を育んでいってください。

②「当事者意識」を大切に!
たとえば、震災や災害に対して「自分ならどうするか?」「何ができるだろうか?」と当事者の立場で考えてみてほしいのです。就職活動でも、ただ選考を受けるのではなく、その企業のリーダーであるかのように「自分ならどんな人材を求めるか?」といった視点で考えることが大切です。物事に対して不平不満を抱く前に、相手や当事者の立場に立って、深く思考する姿勢を身につけてみてください。

③挑戦する勇気を持ち続けてほしい!
挑戦する勇気を失ってしまうと、人生の楽しさの多くを失うに思います。失敗を恐れず、新しいことに飛び込むことで得られる喜びや成長は、何にも代えがたいものです。学生時代だからこそできる挑戦にどんどん踏み出し、その勇気を大切にし続けてください。

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